講談社BOOK倶楽部

五木寛之プロフィール――時代と読者から求められ、満を持して親鸞の物語を紡ぎだす作家

1932年福岡県生まれ。戦後朝鮮半島から引き揚げる。早稲田大学文学部ロシア文学科中退。66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、76年『青春の門』で吉川英治文学賞を受賞。81年から龍谷大学の聴講生となり仏教史を学ぶ。代表作は『朱鷺の墓』『戒厳令の夜』『風の王国』『蓮如』『百寺巡礼』『大河の一滴』など。ニューヨークで発売された『TARIKI』は01年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門銅賞)に選ばれた。また02年度第50回菊池寛賞、09年NHK放送文化賞、10年長編小説『親鸞』で第64回毎日出版文化賞特別賞を受賞。近著に『下山の思想』『選ぶ力』『無力』など。