講談社BOOK倶楽部

ほんとうにあったお話 笠原良郎 浅川陽子

読む、知る、話す ほんとうにあったお話

「事実」だけがもつ感動のドラマがたくさん!子どもたちの「生きる力」を育みます!

ほんとうにあったお話 1年生

1年生・8話

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ほんとうにあったお話 2年生

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ほんとうにあったお話 3年生

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ほんとうにあったお話 4年生

4年生・12話

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ほんとうにあったお話 5年生

5年生・12話

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ほんとうにあったお話 6年生

6年生・12話

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世の中とつながる テーマ別のお話紹介はこちら

国内外の歴史に残る重大な出来事から身近な話題まで、各学年向けに短編でまとめました。さまざまな偉業や、小さな思いやりの場面、ユーモアの力。すべてほんとうにあったお話です。国語に必要な読解力を養うと同時に、ニュースへの関心、社会への理解力、理科的な興味を促します。また、ノンフィクションの感動は、誰かに伝える素材として最適です。
話し伝えることにより、コミュニケーションやプレゼンテーションに必要な力が身に付きます。

1年生

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つなみにたえた一本松
2011年3月 東北地方太平洋沖地震

大津波で陸前高田の海岸の7万本の松が流されてしまいました。でも、たった1本だけ残った松の姿は、震災直後の人々に希望や勇気を語りかけるようでした。



しろくまピース
1999年12月 赤ちゃんピース誕生

動物園で生まれたしろくまの赤ちゃん。母ぐまが育てられないため、つきっきりで面倒を見てくれた飼育係をお母さんと慕い、ピースは立派に成長します。




クリスマスシール
1904年12月 クリスマスシール発行

結核で多くの人が命を落としていた頃。1人の郵便局員が、結核予防のための寄付のアイデアを思いつき、実現します。現在も世界中で続く善意の運動。



オリンピックのわすれもの
2002年2月
ソルトレイクシティオリンピック

フィギュアスケートの決勝当日。日本の代表として出場していた村主章枝選手は、わすれものをしたライバルの選手に手をさしのべます。




きゅうしょくのはじまり
1954年6月 学校給食法公布

学校給食は、いつ、どこで、始まったのでしょう? そこには子どもたちの健やかな成長を願う、1人のおしょうさんの存在がありました。



としょかんにきたカモシカ
2008年7月 まいごのカモシカ救助

駅に直結した便利で明るい、地域の人たちに愛される図書館に、ある日カモシカが迷い込んできました。新聞でも報道されたお話です。




アイスのコーンができたわけ
1904年4?11月
セントルイス万国博覧会

万博会場のアイスクリーム屋さんはお客さんに大人気。でも売れ行きが良すぎて、アイスを入れるカップが足りなくなってしまいます。そこで……。



さいごのトキ キンちゃん
2003年10月
日本産トキ、絶滅

かつては日本各地の大空に見られたトキは、白い身体にうすもも色の翼が美しい鳥でした。その姿を残そうと努力する人々のお話。



2年生

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赤鼻のおいしゃさん
2003年4月
日本でケアリングクラウン活動開始

病院に笑顔を! 入院中の患者さんたちに明るい気持ちを取り戻してもらおうと、道化に扮して温かく寄り添うお医者さん。



どんぐり銀行
1992年10月 どんぐり銀行開店

どんぐりを集めて預金すると、木の苗がもらえる銀行があります。秋の森で楽しみながら植物たちの実りや成長を実感し、どんぐりを食べたり遊んだりもできます。




サンタクロースはどこにいる?
1955年12月 サンタ追跡作戦開始

「サンタクロースに電話をかけよう!」12月のある日、そんな新聞広告を読んだ子どもたちがかけた電話は、サンタクロースにつながるでしょうか?



110番動物園
1986年11月 110番動物園スタート

「困ったときはおまわりさんに」と、捨てられた犬や猫が交番に届きます。増え続ける動物におまわりさんは大弱り。でも動物の命を守ることを選び、行動を起こします。




わたしはレモネードやさん
2004年6月
レモネードスタンド全米へ

小児ガンのため、病気と闘うアレックス。特効薬開発の費用捻出のために彼女が考えたのは、子どもたちがお小遣い稼ぎによく開くレモネードスタンドでした。



せかいでただひとつのメダル
1936年8月 ベルリンオリンピック

棒高跳び決勝で、ともに2番目の高さをクリアした2人の日本人選手は、そろって銀メダルと思い込みます。しかしルールは違っていました。




南極のながしそうめん
1968年12月
第九次越冬隊、南極点到達

南極観測は長期間にわたる過酷な任務です。そんな日々の中、一番の楽しみは食事。料理人の工夫で隊員たちは元気になり、観測も充実した結果を生み出しました。



スズメの学校の先生
1934年3月 日本野鳥の会創立

生き物のなかでも鳥が大好きだった中西悟堂さん。スズメのヒナにえさを与えたり、多くの鳥たちを観察するうちに、鳥の方から近寄ってくるようになります。




にいちゃんのランドセル
1995年1月 阪神・淡路大震災

凜くんが生まれたのは、大震災で兄の漢之くんが亡くなった後でした。兄が残した古いランドセルを好んで背負い元気に通学する弟と、家族の、愛情溢れる物語。



シュバルのふしぎなおしろ
1969年9月 フランス重要文化財登録

小さな村の郵便配達夫だったシュバルは、ある日、ふしぎな形の石を見つけます。そして、かつて自分が抱いていた「お城を造る」という大きな夢を思い出します。



3年生

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もうどう犬ときせきの脱出
2001年9月
アメリカ同時多発テロ事件

あの日、飛行機が突入したニューヨークのツインタワーには多くの人たちが働いていました。大災害のなか落ち着いて逃げ切った盲目の男性と盲導犬の実話です。



木とかわす、ありがとう
1988年8月
木の治療千本達成

樹木医という言葉がなかった頃、木の医者を目指した山野さん。最初は知識も経験もなかったものの、一心に勉強し、木と話すことで、たくさんの木を生き返らせました。




イラクとつながるチョコレート
2003年3月 イラク戦争開始

白血病のため12才で亡くなったイラクの少女ラナちゃん。戦闘の続くイラクでは治療薬も不足していたからです。ラナちゃんの絵をもとに募金の呼びかけが始まります。



百万人のキャンドルナイト
2003年6月
日本初のキャンドルナイト

アメリカの原子力発電所建設に反対するカナダで、電気を消す取り組みが開始。日本では電気の代わりにキャンドルをともし、豊かな夜を過ごす提案が拡がっています。




地球を歩く
2000年12月
地球縦断プロジェクト達成

冒険家の石川直樹さんが、世界の若き冒険家7人とともに挑戦した、北極から南極まで32965キロをほぼ人力だけで縦断するプロジェクトを紹介します。



クリスマスの休戦
1914年12月 第一次世界大戦

第一次世界大戦が始まった年、クリスマスイブのこと。ドイツ兵とイギリス兵が敵対する国境の夜空に「きよしこの夜」の歌声が流れました。語り継がれる平和の物語。




新幹線はなぜできた?
1964年10月 東海道新幹線開通

東京オリンピックをひかえ、ゆめの超特急を走らせるために国鉄(現在のJR)は開発に全力を注ぎました。そのかげには、多くの人たちの尽力がありました。



世界一おそいタイム
1912年7月
ストックホルムオリンピック

日本は、このストックホルムでオリンピックに初参加。参加選手は2人でした。マラソンで途中棄権した選手が行方不明とされた事件が55年後に迎えた温かい顛末です。




本場のカレー、教えます
1927年6月
中村屋純印度式カリー発売

日本に亡命してきた、インド独立を目ざす活動家のボース。イギリスに追われる自分を応援してくれた日本人への恩返しにと、本場のインドカリーを伝授します。



二まいのレンズ
1940年10月
「岡林・本田彗星」発見

美しい夜空の星に魅せられた本田少年は独学で天体望遠鏡をつくり、アマチュア観測家として認められます。やがて彗星発見の第一人者となるまでの情熱を描きます。




日本ではじめてのロボット 
1928年9月 大礼記念京都大博覧会

生物に興味を持ち、教育者や発明家としてもその才能を発揮した西村真琴さん。大阪万博で手がけた日本初のロボットは「働く」のではなく「考える」ロボットでした。



4年生

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「トトロの森」はみんなの森
1991年8月
「トトロの森第一号地」誕生

都市化が進むにつれて、自分たちの町から大切な自然が失われてしまう!危機感を持った人たちが立ち上がります。日本中から善意の基金が集まり、森が残されます。



ツタンカーメンのなぞ
1922年11月
ツタンカーメンの墓発見

貧しい画家だったカーターは考古学に興味を持ち、念願の遺跡発掘という大事業に参加します。苦労しながら信念を貫き、ツタンカーメンの黄金の墓を発見するまで。




笑顔を乗せて象列車出発!
1949年6月 名古屋へ象列車運行

戦争のため、動物園では多くの動物たちが命を絶たれました。戦後、象のいなくなった上野動物園に、名古屋から象を貸してもらおうと、子どもたちが立ち上がります。



しっぽをなくしたイルカ 
2004年12月
人工尾びれのイルカ、ジャンプ成功

病気のため尾びれの半分以上がなくなった沖縄美ら海水族館のイルカ、フジ。フジが再び元気に泳げるようにと、世界初の人工尾びれプロジェクトが始まりました。




九十五年前の恩返し
1985年3月
トルコ航空、イラン在留邦人救出

イラン国内で仕事や旅行中に、危うく戦争に巻き込まれそうになった日本人たち。日本からの救出は見込めず絶望的な時、トルコ航空機が舞い降りた、驚嘆の救出劇。



アホウドリがよみがえる日
1999年12月
アホウドリ千羽まで復活

鳥島のアホウドリは絶滅したと宣言されて2年後。10羽のヒナ鳥が残っていたことが明らかになります。多くの人たちの協力と努力により、劇的な復活を遂げるまで。




津波てんでんこ
2011年3月 東日本大震災

岩手県の釜石東中学は「防災甲子園」でも表彰された学校です。日頃から防災訓練を怠らなかったため、津波の難を逃れた生徒たちの、その瞬間と行動を伝えます。



オリンピックのおいしい舞台裏
1964年10月 東京オリンピック

日本で初めて開かれた東京オリンピック。世界中から訪れる人たちの体調を万全にし、喜んでもらうために、日本はどのように食事を考え、もてなしたでしょうか。




命のリレー、ドクターヘリ
2001年4月
ドクターヘリ事業、日本で本格開始

命を救うためには患者さんが苦しむ場に出かけていき、1分でも1秒でも早く治療を開始する。ドクターヘリは、医療向上のために大きな役割を果たします。



はやぶさ、君をわすれない
2010年6月 はやぶさ帰還

小惑星からかけらを持ち帰り、地球の研究に役立てる。そんな世界初の挑戦に小惑星探査機はやぶさは、数多の困難を乗り越えて目的を成し遂げ、感動を与えてくれました。




ハロー、ぼくをこわがらないで
1993年6月
エイズウィルス感染者の少年、来日

さまざまな病気への偏見や差別は、今も存在します。自分がエイズだと告白した少年は、同じように苦しむ人へ勇気を与え、自らも幸福な人生を手に入れました。



ウシのフン大研究!
2007年10月
2007年度イグ・ノーベル賞受賞

農家が困っているウシのフン処理問題。山本さんは農家のために、フンを有効利用できないかと考えます。誰もしないことに挑戦した結果が、この賞へと結びつきました。



5年生

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国境をこえる花火
1987年8月
ベルリン市制750周年祭典

大曲は日本でも有数の花火大会開催地。花火職人たちは伝統を守りつつ、新たな花火を生みだしています。美しい花火は海を越え、さらに東西ベルリンの壁をも空でつなぎました。



天空の冠
1964年9月
富士山レーダー完成

巨大台風の被害を抑えるため、詳細な気象データを得ようと富士山頂に設置された富士山レーダー。誰もが無理だと思ったこの一大プロジェクトのクライマックスを紹介します。




ユーカラ うたを守った少女
1923年8月
『アイヌ神謡集』出版

風前の灯火だったアイヌの文化を次世代にしっかりとつないだのは、聡明なアイヌの少女でした。自然の営みの大切さや美しさを語りつぐ素晴らしさを実感できるお話です。



よみがえった命の海
1973年3月
水俣病、原告勝訴判決

世界初の公害病と認定された水俣病は、食物連鎖や環境といった問題のみならず、人々の心に潜む差別についても読者に提示します。語り部だった栄子さんの言葉が胸にしみます。




オセロ 一発逆転
1973年4月
オセロ発売

誰でもすぐに楽しめるオセロゲーム。その誕生に、こんな事実があったとは! 牛乳びんのふたをコマにしたことや名前の由来まで、ゲームをしながら会話が弾みそうです。



ソーラーカー、大地を走る
2012年9月
東海大学チーム、ソーラーカー国際レース五連覇

限られた資源をどのように使い、活かしていくか。生活の便利さを知ってしまうとなかなか後戻りが難しい現代社会のなかで、大学生たちが知恵とチームワークを発揮します。




戦火をのがれた四十万冊
1945年5月
日比谷図書館消失

戦時中、疎開したのは人々だけではありません。火がつけば全てが灰になってしまう本を守ろうとした人々の連係プレーは、先人が残した膨大な知恵や知識を守ったのです。



中国の砂漠を緑に変える
2001年12月
ゴビ砂漠植林三百万本達成

木を植えることは、環境をととのえるだけでなく、食料やエネルギー門団など多面的な問題解決にもつながります。遠山さんが中国のために尽くした国際協力という一面も。




震災の夜、とどけられた新聞
1995年1月
阪神・淡路大震災

非常事態のなかで、情報を発信し届ける任務の一人ひとりが自分の成すべきこととしっかり向き合い、行動を起こしました。情報社会のネットワークを考える一助にもなるお話。



農家のファーブル
1995年6月
神奈川県天敵利用研究会スタート

安全で美味しい食物はどこからくるのでしょう。農業や水産業など第一次産業に従事する人たちの消費者には見えない努力があってこそ、私たちの健康的な生活は成り立ちます。




知ってる? トイレのひみつ
1980年6月
ウォシュレット発売

身近だけれど話しにくいトイレのこと。でも実は子どもたちは興味津々!快適で清潔な生活のため、そして水資源確保のためにも、世界最先端のトイレはさらに開発中です。



子どもに自由を!
1995年4月
フリー・ザ・チルドレン設立

児童労働や虐待。遠い国で辛い思いをしている子どもたちのために、子どもたち自身が立ち上がりました。想像力と行動力の賜物とも言えるこの活動は日本にも支部があります。



6年生

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幸せの国 ブータン
2011年11月
ブータン国王来日

欧米のニュースに比べて、報道される機会が少ないアジアの国々。そのなかで幸福大国と言われる小さな国ブータンの考え方や暮らしぶりから学ぶことはきっと多いはずです。



法隆寺 最後の宮大工
1992年10月
文化功労者に初の宮大工

気が遠くなるほど長い年月、じっと人々の営みを見守ってきた法隆寺。五重塔を支える木の尊さや先人の知恵と技術を、宮大工棟梁の言葉を通じて知ることが出来ます。




ほんとうにあったウソのお話
1957年4月
スパゲッティのウソ放送

思わず「ウッソー!」と言いたくなるウソを取り巻くホントの話がたくさん。罪のないウソやユーモアのセンス。勉強だけでは学べない大切なことが紹介されています!



世界に届け、十二才の声
1992年6月
地球サミット

自分たちの地球は、自分たちで守る。そんな少女の情熱あふれる感動的なスピーチです。しかしその後、大人たちはその声に応えられたのかと、問い返さずにはいられません。




手で見る美術館
1984年4月
ギャラリーTOM設立

目が見えなくても美術を鑑賞したいと願った一人の少年。バリアフリーという言葉が日常的ではなかった頃、彼の言葉をきっかけに、美術品を触って楽しむことが実現されます。



おじいさんは小学生
2004年1月
84才の小学生誕生

貧困と戦争で学校に行けなかったケニアのマルゲさんが勉強しようと小学校に入学したのは84才の時でした。諦めなければ、いくつになっても夢はかなうのです。




甲子園へのパスポート
1958年8月
沖縄から初の甲子園出場

まだアメリカ占領下だった沖縄から甲子園に初出場した高校球児たち。しかし甲子園の土は検疫に通らず捨てられてしまします。球児たちが味わったほろ苦くて温かい思い出。



まぼろしの旧石器を発見
1949年6月
赤城山麓で旧石器文化を発見

独学で考古学を学び、貧しいなかでも発掘への情熱を絶やさなかった相沢忠洋。著名な学者たちが見向きもしなかった地層を調査し続けた結果、ついに重大な発見を果たします。




ヒロシマの記憶
1945年8月
広島に原子爆弾投下

1945年8月6日。広島の空の下では一人一人の生活が一瞬にして失われてしまいました。黒こげになって残された品物は、過ちを二度と起こさないための記憶の形でもあります。



人類の出発点へ
2002年2月
グレートジャーニー達成

現代にこんなすごい冒険をした日本人がいたなんて!現地の人たちと交流しながら人類のルーツへとむかった2990日。大変だけれど好奇心でいっぱいの冒険譚。




おしゃべりなミイラ
1991年9月
アイスマン発見

死人に口なし?いえいえ、5300年前に亡くなったミイラ、その名もアイスマンの身体からは最先端の技術により年齢から病歴まで驚くべき事実が次々と解き明かされていきます。



サケよ、ふるさとの川へ!
1981年5月
小学生がサケ二千匹を豊平川に放流

サケは自分の生まれた川を覚えていて、海で成長したのち再び故郷に戻ってくる回遊魚です。小学生たちが自発的に川をきれいにしてサケを呼び戻そうとする実践の記録。