『ママがおばけになっちゃった！』

ママは、くるまにぶつかって、おばけになりました。いちばん心配なのは、４歳の息子かんたろうのことです。よる12時をすぎると、かんたろうの部屋に現れて……。

「あなたを　うんだ　こと。それだけは、ママ、だいせいこうだった。」ママは、あふれる思いをつたえながら、かんたろうのところからいなくなります。

「子育てとは？」「家族の大切さ」「死ぬってどういうこと？」。あたりまえの毎日を生きていく、それがどんなに素敵なことか、感じられる絵本です。

2015年7月16日刊行　ISBN:4-06-133267-6 オールカラー32P
定価：1200円（税別）

• 〃死〃とはなにか、ママが突然いなくなったら……小さい子にもわかりやすく、時に笑えるシーンもあり、泣くかな？　と思ってましたが、この本を読んだ夜、自分で頭を洗っていた娘。何かを感じてくれたのかな。（27歳・女性・主婦）
• まさに４さいの息子の好きな物や行動がそのまま書かれていて、買ったその日は最後２ページが読めませんでした。〃死〃についてのテーマなのに笑いと泣きの両方の気持ちがもてるステキな「絵本」に出会えて良かったです。（37歳・女性・主婦）
• ３年前に母が亡くなって、本当に悲しかったです。そのあと、息子が生まれた今、自分自身もいつか死ぬことに対して深く考えるようになりました。この表紙をみて、いつか、子どもには、死に対する考え方をもってもらい、生きるつらさをのりこえながら、幸せに生きてほしいなと思いました。ずっとずっと泣けていて、１才の子に涙をふいてもらいました。（35歳・女性・会社員）
• うちはパパがいません。子どもはパパが亡くなったことを知っていても泣かずに元気に振るまってくれます。逆に悲しみをがまんしている様に見える時があるのですが、私自身、どうしてあげれば良いのか悩んでいました。その時調度この本と出会い、「死んでもパパは楽しく過ごしてるんだねぇ」と亡くなったことの悲しみを少しでも軽くしてあげれた気がしました。（38歳・女性・主婦）
• 子どもを産み育てる事は本当に大変で、毎日怒ってばかりいます。しかし、本当に子どもに伝えたい、伝えるべきことは躾や勉強、生活の事よりも「生まれてきてくれてありがとう」「あなたを愛している」という事だと思いました。家族になれた奇跡に感謝してこれからも子どもとの時間を大切にしようと思います。（34歳・女性・主婦）
• 子どもの名前に変えたり、歳を変えたりと、私と私の子どもの事のように読みきかせをしました。途中から涙がでてきて読みづらかったです（笑）。読んだ後、子どももウルウルしていて「ギューってして～」って寄ってきました。「ママのパンツ…」のくだりもおもしろくて個人的に大好きです。（31歳・女性・主婦）
• ママと子どもの間での気持ちが伝わる、温かい気持ちになれる本でした。（38歳・男性・会社員）
• 涙があふれて最後まで始めは読めませんでした。５歳の娘に購入しましたが、〃死がテーマ〃だったので、本を手に取るまではちゅうちょしましたが、読んでいくうちに娘にも読んであげたいという気持ちに変わっていました。〃死〃は目をそむけたい事だけど絵とストーリーがスッと入ってきて私も「あなたを産めた事が何よりも幸せな事」なんだよと伝えて行きたいと強く思いました。私も母に会いたくなりました。（27歳・女性・主婦）
• 号泣です。私は父子家庭ですので、心を打ちました。息子２人も今は、社会人です。（55歳・男性・会社員）
• この本を読んでいたら、５年前に亡くなった主人を思い出しました。結婚して、子どもが１人、２人、３人と生まれた時を思い出しました。主人と子どもの本を話したこと、いろんな事、涙が出て会いたいです。（63歳・女性・主婦）

『さよなら
    ママがおばけになっちゃった！』

きょうは、ママのおそうしきです――。かんたろうはママがいなくても、ひとりで自分のことができるのでしょうか？　愛を伝えあうふたりに、お別れのときがやってきました。

「かんたろうの　なかにはね、ママが　いきてるの。
だから、かがみを　みる　たび、
ママが　かんたろうの　なかに　いる　こと、
おもいだして　ほしい。」

そばにいなくても、あなたをずっと見守っている。ママがみているから、ひとりでもだいじょうぶ。さよならのために、母と子が交わしたメッセージとは。

2016年7月15日刊行 ISBN : 4-06-133294-2 オールカラー32P
定価：本体1200円（税別）