1994年の夏、ローマにあるカトリック大学付属ジェメッリ総合病院に心臓外科客員教授として赴任した須磨久善は、キエティでの公開手術の後、バチスタ手術を知り、興味を抱く。その頃、二匹の犬を飼い始めるが、ダックスフントのシーザーは病気で天に召された。残ったゴールデン・レトリバーのタローとの生活は潤いを与えてくれる一方、須磨自身そしてタローにも困難が待ち受ける――。数多くの出会いに恵まれ、挑戦し続けたカリスマ外科医が自らの半生を初めて綴った!
『タッチ・ユア・ハート』
著者:須磨久善
定価:本体1,400円(税別)
須磨久善(すま・ひさよし)
1950年、兵庫県生まれ。大阪医科大学卒業。
三井記念病院心臓血管外科部長, ローマ・カトリック大学心臓外科客員教授、
湘南鎌倉総合病院院長、葉山ハートセンター院長などを経て、現在、「SUMA HEART CLINIC」の 院長を務める。
日本を代表する心臓外科医。
テレビドラマ『医龍』、映画『チーム・バチスタ の栄光』などの医療監修を行い、海堂尊作『外科医 須磨久善』がテレビドラマで放映された。
自伝的小説『タッチ・ユア・ハート』で作家デビューを果たす。