シリーズ累計450万部突破!!
浅田次郎『蒼穹の昴』シリーズ
われわれにとっての中国は、たとえば幼い日に生き別れた美しい母の記憶に似ている。浅田次郎
西太后が治める中国清朝末期。
極貧の少年・春児(チュンル)は、科挙の試験を受ける幼なじみ文秀(ウェンシウ)とともに都へ上る。
それぞれの志を胸に歩み始めた二人を待ち受ける宿命の覇道。
清朝末期の北京、紫禁城の奥深くで、皇帝の寵愛を一身に受けていた美しい妃が殺された。
犯人探しに乗り出した日英独露の高官が知った、あまりに切ない真相とは──。
親も家もない流民の子、張作霖は、老占い師に「汝、満洲の王者たれ」と告げられる。
馬賊の長として頭角を現した張作霖を待つのは、幼い溥儀や袁世凱だった──。
張作霖爆殺事件――
この「満洲某重大事件」の真実を誰より知りたいと願ったのは、
昭和天皇その人であった――。
[講談社創業100周年記念出版]
『マンチュリアン・リポート』