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さいとう市立 さいとう高校野球 あさのあつこ

さいとう市立 さいとう高校野球部 あさのあつこ

表紙

野球経験のない顧問にパティシェなみの腕をもつ副キャプテン。ランニング中に一句詠み、ミーティングは本音で語って全員大感動。『バッテリー』の著者が贈る新しい野球小説のかたち。

ロシア人の血をひくイケメン高校生の山田勇作。中学校では野球部に所属していたが、訳あって今は帰宅部で自由を満喫していた。ところが四月のある放課後、どうやっても似合わないユニフォーム姿の男が現れ、勇作を野球部に勧誘する。男は美術教師にして野球部の監督、鈴ちゃんこと鈴木先生だった。幼馴染にも食い下がられ、お試し入部をした勇作は、独創的な練習方法に驚きの連続だったが、いつしかチームに愛着を感じはじめ──

『さいとう市立 さいとう高校野球部』
著者:あさのあつこ
定価:本体1,500円(税別)

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あさのあつこ

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』で第35回野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』全6巻(以上、教育画劇・角川文庫)で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。主な著書に『ほたる館物語』『The Manzai』(ジャイブ)、『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ(講談社青い鳥文庫)、『ランナー』(幻冬舎文庫)、『朝のこどもの玩具箱』(文藝春秋)、「No.6」シリーズ(講談社YA! ENTERTAINMENT)、「白兎」シリーズ(講談社)など。


担当者コメント

甲子園大会の熱気に乗せて、あさのあつこさんの新作高校野球小説をお届けします! 温泉が大好き、そしてぽっちゃり系の女の子も好きなイケメン高校生、勇作がチームメイトたちと甲子園を目指すこの作品。あさの作品の魅力であるキャラクターの魅力と、今どきらしい青春群像がほんとうにすばらしいんです。そしてもちろん、あの野球小説の金字塔的作品『バッテリー』のあさのさんならではの、野球の描写もたまらなくスリリング!笑いと興奮と感動が溢れ出す新しい高校野球の世界を、どうぞお楽しみください!