講談社BOOK倶楽部

ラバー・ソウル 井上夢人

ラバー・ソウル

表紙

洋楽専門誌にビートルズの評論を書くことだけが、社会との繋がりだった鈴木誠。女性など無縁だった男が、美しいモデルに心を奪われた。
偶然の積み重なりは、鈴木の車の助手席に、美縞絵里(みしまえり)を座らせる。

『ラバー・ソウル』
著者:井上夢人
定価:本体1,900円(税別)

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大胆不敵かつ超細密。

ミステリー史上に残る衝撃だ!(金高堂土佐山田店 生駒聖氏)

度肝を抜かれました(東京都 60代 女性)

「えぇー、何これ!?」(千葉県 30代 女性)

再読後、納得し驚嘆した(長野県 30代 男性)

半端なくお見事。大傑作(東京都 50代 男性)

読み終わってしばらく、言葉を発せなかった(東京都 20代 男性)

あいた口がふさがらない(兵庫県 10代 男性)

終盤に唖然とし、読み終えた後呆然とした(神奈川県 30代 男性)

圧巻。この本そのものが、完成された芸術作品のようでした
(紀伊國屋書店 横浜みなとみらい店 安田有希氏)




その意味がわかったとき、やられるのです。がつん、とでなはく、ぐさり、と。(精文館書店中島新町店 久田かおり氏)

恐ろしく優しい小説(兵庫県 10代 女性)

哀しさと羨ましさでいっぱいになってしまった(京都府 40代 女性)

鈴木の一生を賭けた犯罪と恋が、無駄だったとは思えない(大阪府 30代 女性)

せつなくてせつなくて、たまらなかった(愛知県 30代 女性)

私は私がそうするように、鈴木誠が人を愛しているとは信じられなかった。愛することに、罪はないはずなのに。(福井県 20代 女性)

ミステリとしての衝撃度、ビートルズを用いた精巧度、恋愛小説としての純度、いずれもが抜きん出た類のない傑作!(ときわ書房本店 宇田川拓也氏)

空前の純愛小説が幕を開ける。



井上夢人 (いのうえ・ゆめひと)

1950年生まれ。82年、徳山諄一との共作筆名・岡嶋二人として『焦茶色のパステル』で第28回江戸川乱歩賞を受賞。85年、『チョコレートゲーム』で第39回日本推理作家協会賞長編賞、89年、『99%の誘拐』で第10回吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』刊行と同時にコンビを解消する。92年、『ダレカガナカニイル…』でソロとして再デビュー。以降、『メドゥサ、鏡をごらん』『オルファクトグラム』、オンライン・ノベル『99人の最終電車』などジャンルの枠にとらわれない意欲作を発表しつづけている。近著に『魔法使いの弟子たち』がある。