豪腕ながらも、依頼人に高額報酬を要求する“悪辣弁護士”御子柴礼司(みこしばれいじ)は、夫殺しの容疑で懲役十六年の判決を受けた主婦の弁護を突如、希望する。対する検事は因縁の相手、岬恭平(みさききょうへい)。御子柴は、なぜ主婦の弁護をしたのか? そして第二審の行方は?
『追憶の夜想曲(ノクターン)』
著者:中山七里
定価:本体1,600円(税別)
最強・最悪の弁護士登場。
幼女殺しの過去を持つ、弁護士・御子柴礼司。
狙うは3億円の保険金殺人事件。
驚愕のどんでん返し法廷が開幕する!
『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』
著者:中山七里
定価:本体680円(税別)
中山七里(なかやましちり)
1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』が各誌紙で話題となる。近著に『スタート!』『いつまでもショパン』『切り裂きジャックの告白』『七色の毒』などがある。
二転、三転する法廷が進むにつれ明かされる過去。この弁護士は、一体何者なのか?(書泉グランデ 近藤茂樹さん)
引っかかるものかと読んでも、またどんでん返しされました。無念!(大垣書店イオンモールKYOTO店 辻香月さん)
孤高の悪辣弁護士「御子柴礼司」、最高のヒールです!!(SHIBUYA TSUTAYA 内山はるかさん)
まさかの展開の連続に驚き、結末は想像を超えてました!(ブックスキヨスク新大阪店 山本和枝さん)
社会派な視点、驚きの真相、胸を熱くさせるラストまで、エンターテインメント作品として完璧ともいえる完成度に唸るばかりです。(ときわ書房本店 宇田川拓也さん)
御子柴の能力は、まさに諸刃の剣! 重いテーマでありながら、読者をどんどん引き込むのは、さすが中山七里さん!!(文教堂浜松町店 大浪由華子さん)
御子柴はどうしてこの弁護をしたのか。人を守ること、守られることの意味を考えさせられた。(紀伊國屋書店横浜みなとみらい店 安田有希さん)
少年犯罪の過去がありながらも、弁護士となった御子柴礼司。どんな罪でも執行猶予を勝ち取るという辣腕ながら、法外な弁護料を要求するという“悪辣”なキャラクターは、強烈な印象を残し、『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』を読んだ方から、「ぜひ続編を!」という声を多数いただきました。そのリクエストにお応えしての本作は、前作以上の迫力に満ちた法廷サスペンス&ミステリーです。
そして中山作品といえば、もはや「お約束」ともいえる「どんでん返し」! この作品も、期待に背かない鮮烈な結末が待っています。ぜひとも多くの方に読んでいただき「第3弾を!」という熱烈なリクエストをお待ちしています!!