美都で恋めぐり 北夏輝

美都で恋めぐり 北夏輝

遠恋の彼氏がいるのに妙に気になる「女装の美男子」

表紙

彼氏と同じ大学を目指しながらも、受験に失敗し、従叔父(いとこおじ)のいる大阪の大学に入ることとなった友恵。挨拶へ赴くと、従叔父は「黒衣」と呼ばれ、大学教授の「殿下」、女装の大学生「サカイ」と、たこ焼きパーティをしていた。その3人らと大阪ミナミ、京都・東寺の弘法市などを巡った友恵は、美男子で頭脳明晰だが、やけに無愛想なサカイのことが気になっていく……

『美都で恋めぐり』
著者:北 夏輝
定価:本体1,400円(税別)

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美都で恋めぐり』著者メッセージ

【問】大阪、京都、奈良。それぞれ異なる顔を持つこれらの府県には、ある共通点があります。それは何でしょう?

【ある狐と女子大学院生の会話】

院生
「こんな問題があるのですが、解けますか? 狐さん」
「勿論だとも! いずれの府県にも旨い食い物があることだ!」
院生
「たとえばどんなのですか?」
「大阪はたこ焼き、京都は八ツ橋、奈良は柿の葉寿司が有名だな。他にもお好み焼きとか三輪そうめんとか……」
院生
「相変わらず食い意地が張っていますねえ」
「君も同じ穴の狢だろうが。失恋したことも含めて(笑)」
院生
「仮にも恋愛小説と呼ばれる物語を書いた私に向かって、なんてことを!」
「そうそう、前から思っていたのだが、あれは恋愛小説というより小説版奈良観光ガイドだろう」
院生
「またそんな読まなきゃ分からない事実を! 黙っていてくださいよ」
「お、事実と認めたな。自覚はあったのか」
院生
「くっ……。でも、今回のはれっきとした恋愛小説ですよ! 自信あります」
「そんなことより、さっきの問題の答え合わせはしなくていいのか?」

【答】いずれもかつて都が置かれた地であること。7世紀中頃から8世紀末にかけて、難波宮(大阪)、平城京(奈良)、平安京(京都)の順に都が建設されました。

  • 大阪ミナミ/道頓堀、心斎橋筋など大阪一活気がある繁華街。調理品が揃う道具屋筋探訪も面白い。
  • 大阪城/豊臣秀吉が築城した日本三名城のひとつ。天守閣を中心に広がる公園は、梅や桜などが楽しめる。
  • 東寺・弘法市/平安遷都とともに建立された官寺。世界遺産。弘法市は毎月21日に開催される縁日。
  • 春日大社・おん祭/768年、神々様をお招きし、祀ったのが起源。世界遺産。おん祭は若宮神社で1136年に始まった行事。
  • どれだけキュンキュンさせられるのか! こんなにときめくのなら、いっそ大阪で暮らしたい!!(紀伊國屋書店 横浜みなとみらい店・安田有希さん)
  • キャラ立ちしすぎな登場人物たちが駆け巡る「三都」がそれぞれ魅力的!(田村書店 千里中央店 北條瞳さん)
  • 登場人物それぞれの「好き」のカタチが素敵で、恋がしたくなる!(福岡県・10代・女性)
  • 恋愛小説の中でも異彩を放つ物語。とにかく手にとって読んでほしい。(埼玉県・10代・男性)
  • 好きになることはチャレンジなんだ。ああ神様、狐様、私も恋がしたい!(神奈川県・20代・女性)
  • 個性的なキャラクターが、読み進むうちに人間として息づき、魅力全開!(埼玉県・20代・男性)
  • 三都の魅力がたっぷり! この本を片手に、主人公たちが歩いた街を辿りたい。(滋賀県・20代・女性)
  • ところどころに出てくる三都クイズとトリビアが実に面白い!(福岡県・30代・女性)

北夏輝(きた・なつき)

1986年、大阪府生まれ。大学院在学中。
2012年に『恋都(こと)の狐さん』で第46回メフィスト賞を受賞しデビュー。

表紙

『恋都の狐さん』
定価:本体1,400円(税別)

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