講談社BOOK倶楽部

一つ屋根の下の探偵たち 森川智喜

『一つ屋根の下の探偵たち』著者:森川智喜

アリ:探偵は人脈と根性ですよ!

ギリギリス:私は夢の中で推理をしていようと思う。

京都大学推理小説研究会出身の著者が書き下ろす、かわいくて、かっこいいミステリー!!

奇妙奇天烈、摩訶不思議な「アリとキリギリス」事件。とびっきりの探偵(アリ)VS.探偵(キリギリス)with同居人(ワトソン)!

  • 第一章 虫のいい話
  • 第二章   虫の知らせ
  • 第三章   虫の息
  • 第四章   バグ×デバグ
  • 第五章   アリとキリギリス
  • 終章  ああ面白い、虫の声

『一つ屋根の下の探偵たち』
著者:森川智喜
定価:本体1,400円(税別)

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二人の探偵とシェアハウスを始めた新人エッセイストの浅間修(あさま・おさむ)は、苦しい経済状況を打破するために、同居人の探偵捜査についてルポルタージュを書くことに。
そんなとき、雑誌に「アリとキリギリス事件」の記事を発見。奇妙な密室で男が餓死し、その床にはアリの巣のような穴があいていたという。対象の事件は決まった。しかしルポに採用されるのは、一人だけ。勝負を面倒がるなまけものの探偵・天下隷介(てんか・れいすけ)を、働き者の探偵・町井唯人(まちい・ゆいと)が説得し、二人はフランス料理を賭けて対決することに。
果たして真相に到達するのは探偵(アリ)か、探偵(キリギリス)か、それとも?

【著者:森川智喜】

1984年、香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程修了。京都大学推理小説研究会出身。他の著作に『キャットフード 名探偵三途川理と注文の多い館の殺人』 『スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ』(ともに講談社)がある。2013年夏に『踊る人形 名探偵三途川理とゴーレムのEは真実のE』を刊行予定。

【著者メッセージ】読者の皆さま、こんにちは! このたび、長編探偵小説『一つ屋根の下の探偵たち』を出させていただく運びとなりました、森川智喜と申します。 本作は、探偵が二人出てきて、「餓死密室」を捜査するおはなし。実は、仮題を『アリVSキリギリス』としていました。イソップ寓話「アリとキリギリス」のアレンジとして楽しんで下されば幸いです。 既刊拙作とはシリーズ的に無関係ですので、いきなり手に取って下さって問題ありません。 探偵小説という一大文化の中に、拙作を投じさせていただく機会に恵まれ、大変ありがたく思っております。 以上、謹んでご挨拶に代えまして。どうぞ、よろしくお願いします!